2012/06

18
6月

緑の黒髪

 黒い髪なのに、緑? この「緑の黒髪」は、南宋の政治家・詩人である陸游の詩「秋興」の一節が語源になったようです。
 
 終句で「一夜で瑞々しい黒髪が、秋の霜のような白髪になる」という意味が詠われているのですが、ここの原文が「一夕綠髮成秋霜」で、綠髮が「瑞々しい髪」を表すらしいです。

 時とともに熟女は瑞々しさを失っていきますが、代わりに柔らかさを手に入れていくように感じます。逆に、刺々しさを増して行くようだと、あの独特の色香を得ることは無理です。
 
 最近はヘアケアの技術も進歩しましたが、背中に広がる長い髪はやはり独身女性の特権です。若さゆえに手にしていた既得権を失って行く中で、熟女は向上心と思いやりを手に入れて行くのでしょうか。

5
6月

足下を見る

 足下(あしもと)を見るとは、相手の弱みにつけこむことです。基本的に恥ずべきことですが、男女間では結構あるようにも思います。
 
 熟女の色香に惑ってやに下がっていると、高価なプレゼントをねだられたり、月々一定額のお手当てを求められたり。もちろん、すべての熟女が男の足元を見るという意味ではありません。
 
 恋愛においては惚れた側に弱みがあるのは確かで、飲み屋の女の子たちは男の下心を上手く利用して、巧みに惚れさせる一方で焦らさせながら、そこに通いつめさせるようにしますよね。
 
 逆に、男の側が熟女の足元を見るというケースもあります。良家の奥様と関係を持った男が悪い奴だと、不倫の証拠を盾に関係を続けるよう求められたり、最悪は強請られたり。
 
 そうならないためにも、相手の社会的な立場や人間性をよく見た上で、深い関係になっていいかを判断すべきでしょう。

1
6月

明眸皓歯

 明眸皓歯とは美人の形容で、「美しく澄んだ目もとと、白く美しい歯並び」の意味で、杜甫が楊貴妃の美しさを偲んで詩に用いた語だそうです。
 
 芸能人は歯が命、ではないですが、女性の目は顔の美醜を決める大きなファクターですが、口元にはその人の品格が顕著に現れると思います。
 
 歯の色もさることながら、歯並びという要素も見栄えに大きく影響しますよね。若いうちに歯科矯正をする習慣が、現在の熟女たちが若い頃に一般化していなかったのは確かですが。
 
 セックスで感じてきて、おとがいをのけぞらせて色っぽい声を出す時、奥歯にかぶせ物があったりすると、贅沢な望みと知りつつ、ちょっと幻滅というのはあります。
 
 出産を経験すると、赤ちゃんにカルシウムを吸い取られて、歯がボロボロになったりするらしいですから、熟女の奥歯はあまり見ないようにしてあげるのが、マナーかもしれません。